11月6日 朝礼 校長先生の話
今週の朝礼で校長先生からこのような話がありました。
皆さん、おはようございます。
1・2年生は、校外学習で班行動を頑張りましたね。3年生は、進路の三者面談が始まりました。しっかり自分の考えを伝えてくださいね。
さて、今日の朝礼は「ふれあい月間」について話をします。1学期にも話をしましたが、「ふれあい月間」とは、6月と11月に、いじめや暴力を許さないという意識を全員で高める月間です。今一度、一人一人が自分の行動を振り返る機会にしましょう。
まず、普段の学校生活を思い出してみてください。何気ない言葉や態度で、相手に悲しい思いや辛い思いをさせていませんか?また、嫌な思いを言えず、我慢していませんか。SNSでのやり取りはどうでしょう。どんな言葉や行動をとれば、人を大切にすることができるのでしょう。私の考えを3つ話します。自分ごととして聞いて、一緒に考えてくれたら嬉しいです。
①自分の思いと、相手の思いは違うものです。
自分は、場を盛り上がるために、ある人をいじっている。相手も笑っているから大丈夫。そんな風に思っていませんか。その相手は、実はとても悲しく、辛い思いをしていることがあります。そして、実は周りも嫌な思いがして、引いているのです。相手の立場になって、相手の気持ちを想像しましょう。
②嫌な時は、素直な気持ちを伝えて大丈夫です。
嫌なことを言われたり、されたりしたときに、笑いでごまかさなくて大丈夫です。笑ってその場をとりつくろっても、嫌な思いは続きます。真剣な表情で、伝えてみましょう。「悲しい」や「辛い」という言葉が、効果的だと思います。自分の素直な気持ちは、意外と相手に伝わりやすいものです。
③見ているだけではなく、少しの勇気で行動しましょう。
あの人は、きっと嫌な思いをしているだろうなと、感じる気持ちを大切にしてください。その人に「大丈夫?」と声を助けてみる。または、先生に相談してみる。その少しの勇気が、その人の心も、自分の心も救うことに繋がるように思います。少しの勇気と行動で、大切な心を守りましょう。
自分も相手も大切にすることを「人権尊重」といいます。ぜひ、皆さんに、この「人権尊重」の意識を高めてもらいたいと思っています。皆さん一人一人の言葉や行動で、思いやりが溢れるような学校にしていきましょう。そして、思いやりの気持ちが、「みんなが輝く羽村二中」に繋がっていったら嬉しいです。ありがとう。
朝礼が終わって、ある生徒が校長先生の話を聞いて思い悩んでいたことを切り替えて前向きに授業に向かいました。
多くの情報に囲まれて、色々なものと自分を比較することが多いと思います。しかし、一人一人が大切な存在で大切な命です。まずは、自分自身を大切にして欲しいと思います。我々大人は生徒みんなを支える存在でありたいと思います。